
「死ぬはずの石なのに仕留められず、悔しい思いをしたことはありませんか?」実戦ですぐ使える死活をそろえました。
本書の特徴
●実戦でよくできる死活のパターンを解説!
●定石の後にできる死活がわかる!
●繰り返し解くことで、コツが身につく!
詰碁は「解く」ものではありません。
「使う」ものです。
すぐに使える厳選119問!
監修:高尾 紳路
サイズ:新書変型 ページ数:288
ISBN 978-4-262-10477-5
【目次】
第1章 トビサガリの中の死活
第2章 小ゲイマへの三々
第3章 大ゲイマへの三々
第4章 広い構えへの三々
第5章 小ゲイマジマリを荒らす死活
第6章 コスミで守った構えへの三々
第7章 コスミツケの構えに入る死活
第8章 一間への三々
第9章 一間受けに三々入り
第10章 定石にまつわる死活
〜メッセージ〜
◆監修者 高尾紳路九段 より(はじめにより引用)
碁における「生き死に」は、勝敗を分ける重要なポイントです。「生き死に」に強くなることは、棋力アップに欠かせません。この「生き死に」の練習には詰碁を解くのが一番です。ただ、そうはわかっていても、なかなか手が出ない人も多いでしょう。そこでお勧めしたいのが、実戦でよくできる形の「死活」を覚えること。本書ではこれを「実戦詰碁」と呼びます「実戦詰碁(死活)」は、とてもよく打たれる形ですので、すぐ試すことができ、役に立ちます。
本書は、実戦でよくできる死活の形をできるだけ集めました。とくに、定石のあとにできる死活の形がわかります。難しそうだと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。死活は、ほとんどが限られたパターンで解くことができるのです。
たとえば、本書のシリーズ『詰碁の基本』でも出てきた「2の1」や「2の2」の急所「フトコロを広げよ/狭めよ」などです。基本とはそういうもので、身につけてしまえばとても楽になります。繰り返しやることで筋が浮かぶようになり、よい手が打てるようになるでしょう。